~歓喜の歌 渦巻く 鳴門~
鳴門市は、世界最大級の大きさを誇る”鳴門の渦潮”や約100年前に板東俘虜(ふりょ)収容所において、ベートーヴェン「第九」交響曲が、アジアで初めて全曲演奏されたまちです。昔から四国の玄関口として栄え、人・物・技術・情報などが盛んに行き来した出発地点であり、歴史や文化、芸術の宝庫。お仕事で来られた方でも、半日あれば魅力あるスポットへ出掛けることが出来ます。
1つ目は、迫力満点の「鳴門海峡の渦潮」です。2つ目は、第一次世界大戦で捕虜となったドイツ兵と地元の人々との交流から生まれた友好の歴史である板東俘虜収容所関係資料はユネスコの記憶遺産への登録を目指しています。3つ目は、「四国八十八ケ所霊場」における文化遺産への登録です。スタート地点でもある一番札所霊山寺は、事始めの御祈願所として有名です。
1918年6月1日。鳴門市の板東俘虜(ふりょ)収容所でドイツ兵捕虜によって、ベートーヴェン「第九」交響曲がアジアで初めて全曲演奏されました。初演の背景にある戦争の最中、国境を越えて育まれた友好の絆で、今なお鳴門市民に引き継がれています。ドイツ兵捕虜が残してくれた鳴門市固有の世界に発信すべき財産です。