琴平町は、香川県のほぼ中央に位置し、「讃岐のこんぴらさん」で有名な金刀比羅宮の門前町として栄えてきた歴史と文化の町です。また、琴平町は県内はもとより四国を代表する観光地として国内外より年間300万人を超える多くの観光客を集めています。町内では四季を通して様々な神事やイベントが開催されており、重要文化財で日本最古の芝居小屋である旧金毘羅大芝居(金丸座)で毎年春に行う「四国こんぴら歌舞伎大芝居公演」は、四国路の春の風物詩として定着し、毎年多くの方にお越しいただいています。
琴平町は、「讃岐のこんぴらさん」の愛称で親しまれる金刀比羅宮を中心に発達した門前町であり、恵まれた風土のもと、香り高い伝統文化と悠久の歴史を受け継ぎながら今日を迎えています。
有史以前の神山・象頭山の山岳信仰に始まり、江戸期以降は「一生に一度はこんぴら参りを」と訪れる人々でにぎわい、琴平に向かう道はこんぴら街道と呼ばれ発展してきました。また、金刀比羅宮には工芸、彫刻、史跡などの文化遺産が豊富にあり、旭社をはじめ国の重要文化財に指定されているものも数多くあります。
こんぴらにんにくー全国第3位のにんにくの産地である香川県において、県内最大産地の琴平産にんにくは、小粒ながら辛みとにおいが強く、抗菌、抗カビ作用があるアリシン含有量が多いことで知られています。
讃岐一刀彫ー金刀比羅宮の旭社は天保8年(1837)に建築された際に、全国の腕利きの宮大工により完成されたと伝えられています。その宮大工が昼休みに、ふるさとの思い出話に花を咲かせながら、一刀彫のだるまを作り、建築現場に遊びに来る子どもたちに与えたのが始まりといわれています。現在は美術品から家庭の置物まで、さまざまな一刀彫がこんぴら土産として販売されています。